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開催年月日 |
テーマ |
話題提供者 |
55 |
平成23年3月17日 |
「患者支援センターの活動と倫理問題」 |
藤本 和美 様 |
患者支援センターは、地域の医療・福祉・保健施設等や行政機関と適切な連携を図るとともに、多方面の専門職が協力して患者を総合的に支援する部門として、病院の理念である「全人的医療の実践」に寄与することを目的として設置された。
患者支援センターは、患者相談支援部門と診療連携部門に分かれており、患者相談部門では医療相談・医療福祉相談・がん医療相談、診療連携部門では紹介患者の診療予約・在宅・転院支援、病床管理をおこなっている。
私はこの1年間診療連携部門で在宅・転院支援、病床管理を行う中でジレンマを感じる経験が多くあった。ジレンマの内容は、患者の思い・家族の思い・医療者側の方針・地域の意向等の中で、どのように調整すれば患者・家族が納得できる選択が可能になるかということである。
今回、退院支援を通じて関わった数事例についてともに検討していただき、現在の医療の問題やこれからの医療について意見交換できればと考えている。
藤本 和美 (ふじもと かずみ)
広島大学病院 患者支援センター 主任看護師長
広島大学病院患者支援センターの案内ページ
http://www.hiroshima-u.ac.jp/hosp/cyuoshinryo/shien/
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